| 芋焼酎「石蔵」いしくら/白金酒造株式会社 |
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| ◆ 醸造元 鹿児島県姶良郡姶良町脇元1933 白金酒造株式会社 ◆ |
鹿児島県姶良郡にある白金酒造さんは、明治2年に川田和助様が創業された石で作られた「石蔵」を持つ県内でも珍しい蔵元で国の登録有形文化財にも認定されています。 130年以上の歴史を持つ鹿児島県の蔵元で最も古い蔵元の1つです。 「先代達が作り育て上げた蔵でないと白金酒造の商品は作れない」というこだわりが、今も当時のままの佇まいを残しています。 白金酒造は「手造り」にこだわっていて、本当のいも焼酎は手造りでないと造れないという考えから、手間暇かけてでも手造りで焼酎を造っています。 麹を育てる時の温度管理、管理が難しいとされる木桶蒸留機での蒸留、かめ壷を使った仕込み、すべて手間暇かかるそうですが杜氏をはじめ蔵子(杜氏のもとで焼酎造りを行っている人)などの造り手が一つになって徹底した造りを行うことによって本当のいも焼酎を造り出されています。 |
| ◆ 蔵のこだわり ◆ |
この蔵の特徴は何と言っても「手造りにこだわり続ける」の一言です。ここで杜氏をされている「黒瀬東洋海」(くろせとよみ)さんはベテランの杜氏で、製造中は常に仮眠しかとれない日々が続くそうです。しかし「焼酎造りは面白くて面白くてたまんない。麹が夜中もどんな顔をしているのか、どんな働きをするのか…」麹造り、甕での熟成等赤ん坊を育てる様な思いで焼酎造りをされています。
そんな黒瀬さんが手塩にかけて育てた芋焼酎「石蔵」は「機械造りでは本当の焼酎の美味しさは出せない」そんな熱い想いからそのまま残っていた古い石蔵の中で、そのままの造りを再現し、手造りで焼酎を仕込むことにしました。その石蔵から、手造り焼酎「石蔵」と命名されました。黒瀬さんのおかげでこの「石蔵」は誕生したそうです。
水にもこだわっています。シラス台地という天然のろ過装置で、この中を通って湧き出た水は鉄分やマンガン等を全く含まない弱アルカリ性の、焼酎造りに最も適した天然ミネラルウォーターです。 この様に人の手をかけ大事に育て、しかも本当に美味しい水で造られた芋焼酎「石蔵」は、顔に近づけるとほのかに甘い香りが立ち上り、芋焼酎とは思えないとっても優しい味だと感じました。黒瀬さんの温もりが十分に行き渡った焼酎、そんな印象を受けました。 |
| ほんとうの焼酎のお話・・・・・。
焼酎造りは麹造りにはじまります。米を蒸し、室屋という麹室で寝かせるのですが、寒い日には麹に布団をかけてやります。まるで赤ん坊を育てるようですが、この作業はそれだけ神経を使い、人間の体で覚えた微妙な勘がものをいうのです。石蔵で働く杜氏や蔵子という職人たちは、麹が可愛くて仕方ありません。麹は近くの里の清らかな湧き水を得て、かめの中で、さらに一週間寝かせます。最後に、原料となる南の大地でほくほくと育った”さつまいも”の出番です。麹米のかめに、原料を選び抜き頭としっぽを切り落としてから蒸した芋を入れ、さらに10日間寝かせます。こうして出来た「もろみ」を、木樽の蒸留器に入れて蒸留します。火にかけて、水蒸気の中からひと雫、したたり落ちる原酒は本当にまろやかです。芋からとれるアルコールはほんのわずか。小さな蔵の少しの仕込みにも、数十トンのさつまいもが必要になります。大量のさつまいもからできるわずかな原酒。もったいないようですが、焼酎造りとは、本来そういうものなのです。 |
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