耳慣れない言葉だと思いますが、東洋医学では 「気血水 (きけつすい)」 が健康の三本柱とされています。そして、気血水の乱れが病気の原因であると言われています。「気血水」を簡単に説明すると次のようになります。
@ 気
気は、エネルギーを表し、身体全体(=細胞)から出てくるものです。細胞の気を高めるには、ガンなどの悪い細胞を除去し、正常細胞を元気づけることが必要になります。
A 血
血は、元気で清いものが良い。血液中に乳酸があることにより、疲れとなり、血液を汚し、いろいろな障害を引き起こします。血をきれいにするには、乳酸を除去するクエン酸、紫蘇の解毒作用、梅のミネラルが必要です。
B 水
人間の身体の65%は水です。この水が汚れると、細胞の内の水が汚れ、五臓六腑のバランスがくずれます。水性を良くし、腎臓の働きを助けながら、五臓六腑のバランスを整える必要があります。
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| ■ 元気の「気」 |
気とは、レントゲン等で目に見えるものではありません。しかし、身体の様々な動きをつかさどる大切なものであると言われています。
元々の気を元気と言い、気が病んだことを病気といいます。元気は身体を作り上げている細胞のエネルギーにより発せられます。気を落とし込む要因が現代社会にはいろいろとあります。
代表的な物は、ストレスと食の変化です。ストレスには何か問題により一時的に受ける物と、生活習慣の変化、騒音、電気、室内環境、食品添加物、化学物質等、日々知らず知らずに細胞に対してストレスを与えている物と二種類あります。
細胞レベルに与えられるストレスでは、常に身体でよく使われる五臓、脳細胞等が、ストレスに耐えられないのです。また過剰反応を起こしたのが、ガンやアレルギーとなって身体にあらわれます。しかし、原因はわかってもなかなか全部の生活習慣を人体に良く、日本人の身体になじんだ昔の生活習慣に変えることは不可能に近いと言わざるを得ません。
しかし.、気が病むとまず治らずに死に至ることが多いのです。身体にとって予防することが大切です。身体にとって致命傷である細胞のガンは、毎日500〜600個生まれています。
気が高い時は新陳代謝により自然に死にますが、気が落ちていることにより代謝が起こらず、ガン細胞が増え、また転移するのです。気を落とさない工夫、健康細胞をより元気に、そして毎日生まれるガン細胞をその日のうちに殺す。
そして人体から出る痛みをとり除き、補体活性(細胞を元気にする) にすることこそ、健康に笑いながら人生を過ごす幸せではないでしょうか」?
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| ■ 「血」は気を運ぶ |
血には、真気を作り上げる空気(天の気)と食物(地の気)を運ぶ役割があります。つまり血液のことをさします。そして、気が生まれ後、元の気の老廃物(炭酸ガス)を体外に運ぶのも血の働きです。空気と食物で私たちの身体は生きています。
現在は、空気(天の気)の汚れ、そして季節を問わない食物の氾濫、化学肥料で育った、見かけは似ていても自然の食品と
はまるで違った栄養分の食品、美味しさを求めたことによる偏った食事、身体を動かさないために流れが悪く乳酸が溜まりどろどろした血液、こうしたもので私たちの身体を作り上げている細胞が生活をしています。気を高めるには、とても困難な状態を引き起こしています。
まず、乳酸を無くし、サラサラの血液にしておかないといけません。それができていないために、血液・血流による病気(脳血栓・心臓病・糖尿病)の発生率は、五人中二人にまでのぼっています。
血液・血流は身体にとって大切な柱です。運動量が不足しがちな現代の生活では、食事の乱れを直し、よく休養をとり、疲れを引き起こさない身体づくりを心がける食養をし、日々元気に過ごすことが人生にとって大切ではないでしょうか。
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| ■ 「水」は体外への排泄を行う
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血によって運ばれた天の気・地の気は、細胞により真気を生み出し、使われた地の気は体外へ排泄されます。水はその働きをしており、それは身体の六五%の水分で、細胞の内外にあります。この水分は細胞内から外、また外より内へと流れ、身体でも上・中・下と流れています。水は血液以外の体液といえます。
この水を汚す要因には、過度の老廃物、化学物質、重金属・疲れによる体液の酸性化、体液平衡作用、ホルモン平衡作用、自立神経平衡作用を狂わせる、などがあります。現代人がかかる病気の90%以上は、なんらかの形で水に関連した病気といわれています。もちろん、年をとると大半の方は、水が原因の症状を起こしています。水の汚れにより五臓六腋に負担をかけ、水が汚れ五臓六腑が活性化せず、内臓疾患を引き起こします。
年齢による場合と、元々弱い方の場合がありますが、若さを失わず、いつまも若々しく人生をすごす秘訣は、体内の水を汚さない、また五臓六腑に負担なくバランスを取ることです。そうすれば、若く楽しい人生を過ごせます。
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| ■ 「気血水」のまとめ |
この「気血水」を正常にしておくことが、健康にとって一番大事であることは、ここまでのお話でご理解いただけたと思います。
最後に、気血水と食事・食養生との関連をまとめておきましょう。
まず、「気」はすべてのもとになるものです。すなわち命のことです。身体をつくる役割をになっています。そこで必要なのは、食力のある食物(上薬)ということになります。
その命をつくる上薬・中薬を運ぶのが「血」であり、栄養を身体中に運び、生命活動を活性化させます。運ばれた上薬が気を生み出し、中薬(旬の食材)が五臓六腑の働きを助けます。
そのことによる汚れや老廃物を体外に放出するのが「水」であり、五臓六腑の弱りを治す働きが下薬 (毒) です。下薬は毒であるため、上薬(漢方、陰陽五行法) にして使用する必要があります。水は健康なときは問題になりませんが、病気になると重要な意味をもってきます。
こうして考えてきますと、次のような表ができあがります。
日本人の伝統的な食生活は「気血水」と同じになることがわかります。したがって、私たちが健康であるためには、「伝統食を食べること」「気血水のバランスを正常にしておくこと」が重要になるのです。
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| 【伝統食による気血水健康法】
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現在、健康への意識が高くなっています。生活習慣病が他人事でないためです。いろいろな情報が飛び交っていますが、大切なことは、新しい物を見つけることではなく、病気の起こらない生活をすることです。病気が起きる
原因を一つでも無くしましょう。
そのためには、自分の身体を知ることが必要です。日本人の食生活は、昔から飢餓との戦いでした。食べ物が少なかったからです。少しの食べ物でも生きられる身体と食事法が長い年月の中で工夫されつく上げられたのです。
それが伝統食です。民族ごとに伝統食は異なり、そのため身体も違っています。
現代日本人の食生活を考えると、飽食・美食・旬の食材を食さないという3つの問題があります。この点を根本的に改善しなくてはなりません。とはいえ、いますぐにー汁一莱に戻すことは簡単なことではありません。日常生活に簡単に取り入れることができ、なおかつ改善できる方法を私は提案したいと思います。 |
考え方の基本となるのは、次の故・二木謙三博士の言葉です。
■■■■■■■■■ 二木謙三の言葉 ■■■■■■■■■
1.生命の糧となるものは堆一生命あるもののみである。
2.死物は生命の糧となり得ない。
3.生命ある食物は少量にて足る。
4.死物に属する食物は大量にてもなお足らぬものである。
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| <気>生命ある食(玄米等)を心がけよう
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一汁一菜の中で、気の食品は6割を占めます。それは、玄米、キビ、アワ、ヒエ、豆などで、食べ物の少なかった日本人は生命ある物を命の糧としました。
細胞が死んでいない生命力のある食物を自分の身体にいただいていたのです。その代表が五穀であり、より強い生命力をもっているものは"理気薬"と言われています。
漢方で生命力のことを気といい、理気薬の中で最も力の強いものが梅の仁です。現在、気のある玄米、キビ、アワ、ヒエ、豆などを6割食していない日本人には、気の食品として「梅乃天仁」が必要となります。また、長い腸の掃除をする繊維質も多く、身体をつくり上げているアミノ酸も母乳に等しいバランスで入っています。
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| <血>粗食(ー汁一菜食)を心がけよう
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食べ物の少なかった日本人は、食した物を全て身体に取り込み、無駄なく吸収するような身体のしくみを手に入れ、無駄なく吸収するように食品を開発しました。食した物を無駄なく吸収できるよう、他民族より腸が長くなりました。また無駄なく吸収するための食品が梅干しです。
梅干しを見て唾液(消化酵素)を出やすくし、胃酸、インスリンの働きを促進させます。
また、長い腸の中で食へた物が腐らないためにも、梅の殺菌力が効果を発揮します。その結果、肝臓の負担を和らげます。さらに、梅は、体内に入った栄養を細胞内で効率よくエネルギーに活用し、余った栄養分により血液内に乳酸(毒)が発生しないようにして、血の濁りを無くします。
このように、全て梅のクエン酸を活用していたのです。現在の食生活で必要とされるクエン酸量は、梅干10〜15粒
にあたります。「梅果紫蘇」は梅の果汁を活かし、わずか30ccで1日こ必要なクエン酸量を取ることができ、毎日食事に混ぜ
て使うことで、腸の中で食ベた物が腐らないようにできます。便のにおいがしなくなり、万病の元・疲れの元である乳酸の
発生も抑えます。
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| <水>旬の食(四時陰陽)を心がけよう
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食した物は、身体の中で栄養となり、残りカスは体液に溶け込み体外へ放出されます。体液の汚れは各臓器・器官で起こりますが、臓器は季節により働く量が異なります。季節ごとに負担のかかる臓器を助けるのが、旬の食材です。
旬の食材以外の物を食すると、その季節に働く臓器に余計な負担がかかります。それを無くし、季節ごとに働く臓器を助けるために、昔から旬の野菜や薬草をお茶にしたり、料理に使ってきました。その季節の1.5か月の問で旬の食材バッカリ食べて体液の汚れを取っていたのです。これをバッカリ食"と言います。
ところが身体に良いからといって、旬(季節)を考えずに野菜や薬草を一年中食べるのは逆に臓器に負担をかけてしまいます。民間薬草の欠点を無くすために、漢方の陰陽五行法に基づき、五臓六腑の弱った
臓器を助けるお茶が「黄帝五行茶」です。旬の食材のみ食ベるバッカリ食ができない万のためのお茶です。
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| ■予防こそ最高の治療
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健康の基本が毎日の食生活にあることは繰り返しお話してきました。日本の伝統食が非常に優秀であることもわかりました。しかし、きちんとした食生活を送っていても健康を保てないいことがあります。第一章のはじめに、私たちの命のご先祖さまは、「天と地」だと書きました。
そのうち、「地」、つまり大地からとれる食物については詳しく説明してきましたが、「天」については何もお話しませんでした。それは天が空気であり、自分ではどうすることもできないからです。
その天の乱れによって、病気になることは当然考えられます。また、きちんとした食生活をしていても、忙しくてついついコンビニ弁当を食べてしまうことがあるかもしれません。このように、自分では防ぐことができずに病気になってしまうこともあります。私たちはどうしたらいいのでしょうか?
前述したとおり、病気の原因は「気血水の乱れ」であると言われています。病気になる前に、事前に手を打っておく、つまり予防するということが重要になつてきます。予防こそ最高の治療なのです。
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